パン工房まひろとして
新しい挑戦をしてみようと思いました

 

新しい挑戦

海外産の素材から国産の素材に切り替えること
最終的には、すべての素材を国内産
出来れば、近場の地元産のものにする

 

 

この3年ほど
世界は大きく変わりました。
私があらためていう必要もないくらい
世界中の人たちの暮らしぶりや価値観が変化し

 

常識だと
当たり前だと思っていたことが

覆されました

ここ最近、思うところがありました。

 

私は、オーガニックのドライフルーツやナッツを使っています。
ドライフルーツやナッツは、国産のものではありません。
広大な土地がある国
その作物が育ちやすい国
外国産のものです。

それが、手に入りにくくなってます。

 

それだけじゃなくて、少し前から感じていたこと
スーパーに並ぶ商品に変化があること。

いつも通り、各スーパーは棚にたくさんの商品を置いてあります。

でも、その内容が少しずつ変化していると感じていました。

 

少し前に当たり前にあったものがない。
けっこう人気があったものだったし
以前は棚にたくさんあったのに…

 

その小さな小さな違和感

 

オーガニックの製品は、国産よりも基準が厳しい海外産のもののほうが質がいいものが多くあります。

 

ネットを通じて当たり前に手に入っていたオーガニックの素材

 

その違和感に焦点を合わせて考えてみると
今の日本経済の状況が見えてくる気がしました。

 

沈黙の20年という言葉を知っていますか?
沈黙の30年という場合もあります。
これは、日本の経済が成長せずに停滞していることを表す言葉です。

 

日本経済は、バブルが崩壊してから長い間経済成長が停滞しています。

 

世界各国では、経済成長をしているのに
日本は所得があがらず、税金があがっている状態が続いています。

 

参考記事
日本の経済成長率が「世界最低」である、バカバカしいほど“シンプルな理由”

 

そんな中、感染症による世界的な影響。

 

人も物も流通が滞り
今まで流れていたものが大きく止まってしまいました。

原油高、円安
急激に進む、世界経済の動き。

 

「日本は買い負けている」

参考記事はこちら

 

そう言われて久しいと思いますが
それが、生活の中に感じられるようになっているなぁと思いました。

 

私の義理のお兄さんの仕事が物流に関するお仕事でして…
外国とのやりとりがある仕事をしています。

 

「いいものは、すべて他の国に買われていく。」

 

リアルな現場の声です。

各国が経済的に成長し、所得があがってきています。
原油高で輸送費が上がり、物価があがっても
所得が上がっていれば買うことができる。

経済が停滞していれば、買うことが出来ない。

 

それが、今の現実なんやろなぁ。

 

今までは、当たり前に手に入るから
海外産のオーガニックの素材を使ってきましたが
今後、さらに入手困難になるだろうと思っています。

 

それなら

 

当たり前に手に入るから、思考停止していた自分を反省して

 

国産の良い素材に切り替えていこう!
そんな思いが生まれました。

 

これまで通りに、定番メニューとして登場させられないかもしれない。

単発で、使ったことのない素材を活かしたメニューを考えなくちゃいけない。

失敗することも多々あると思う

今までの味を好きだと思っていた
お客様に迷惑をかけることもあると思います。

 

お客様が離れる場合もあると思っています。

 

臨機応変に、手に入るものでやるというのは
作り手としては、けっこう覚悟がいります。

 

正直、面倒くさい(笑)

 

でも、切り替えるタイミングが来ていると思いました。

 

そして

 

小さな小さな
一人でやってるパン屋だから出来る
小回りの良さでもあると思います。

 

開業して12年目
干支が巡ってきたタイミングで
こんな風になるなんてねぇ~

 

まずは、素敵な素材を探す情報収集ですわ!!

ワクワクするような素材との出会いを求めて!