菌は地球を救う♪
滋賀県でパン屋をやってます。
菌をこのなく愛するパン工房まひろの郁子です。
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ばたばた~としていると
あっという間に月日がたつ!
そのばたばた~の中で色々と考えたり試作をしていたりしていました。
今年は、夏からハンバーガーを食べに行くことが増えたんですわ。
あ、専門店のハンバーガーね。
今まで行ったお店
それぞれの個性があるんやなぁと勉強になりました!
で、思ったんです。
「まひろがこだわりのハンバーガーを作るとしたらどうする?」
美味しいは当たり前!
どこにこだわる?
そんなことを思っていた時に目に飛び込んできた記事が
家畜たちの扱われ方…
鶏も豚も牛も
命への尊厳のかけらもないような扱いがほどんどである現実。
その記事を読みながら、胸が痛くなりました…。
こんなにも残酷に扱われているのかと。
どうせ殺してしまうから…は絶対に違うと思う。
私たちは、植物にしろ動物にしろ
他の命を奪わなければ生きてはいけない。
だから、せめて命への尊厳を!
とはいえ、手に入りやすい食材はそうでないことがほとんどです。
私も主婦なので、食べ盛りの子供のために
スーパーで安価な食材を買うことは日常です。
調理をするときに、あなたの命を美味しくいただきますね…と心の中で唱えつつ…
いつもは無理だけれど、出来る時には
環境へ配慮されているオーガニックの物を
ストレスの少ない環境で育てられている卵を
その動物が動物らしくいられる環境で飼育されているものを
そんな命あるものへの尊厳を感じられるものを選びたいと思っています。
そこで、ふと思ったのが
牛が、牛らしくいられる環境で育ったお肉は?
ハンバーガーのパテを牧草牛にしたらどやろ?ということ
でも
どんなの買えばいいのか分からない~~!!
ネットで買うのもいいけれど、味がどうなのか?
私自身に知識がないから判断基準がわからないよ~と
ここで停止(苦笑)
モヤモヤ思っているときにね、やってきたんですよ!!!
牧草牛が!!!!
めちゃくちゃ信頼できる人から!!
わ~い!!!
これは私らしいハンバーガーを作れってことやな!!!
赤みのお肉は、上手に扱わないとパサついて美味しくなくなります。
私に上手に焼く技量はないから~…
麹の力を借りましょう♪
牧草牛を醤油麹につけこんで、味わい深く柔らかく
麹のタンパク分解酵素に働いてもらいます!
発酵万歳!(笑)
フードプロセッサーで挽いて…
100%ビーフのパテ完成!!!
バンズの上には自家製のマスタードを
バンズの下にはトマトソースを
トマトは、無農薬の黒田農園さんのトマトで作っています。
具材はパテとレタスのみ!
シンプルだけれど、とっても贅沢なハンバーガーが出来ました。
食べてみてね、びっくりするくらい美味しい!!!
特にパテは、涙が出そうなくらいの味わいでした!!!
牛さんと牛さんを育てた生産者さんのおかげですね。
しっかりとした噛み応えがありながらも
固くはなく、味わい深く
醤油麹の香は日本人好みやと思う。
それをしっかりと支えるバンズは酵母パンならではの
ふんわりもっちり、しっかりした食感だからこそ。
いいものが出来たときは本当に嬉しくなります。
手に入りにくい牧草牛だから商品化は無理だけれど
大切な人の誕生日や、記念日などで
食べ物を選ぶときに
その命が輝いてきた環境で育ってきたのか?
そんなことを考えて選んでみることも素敵なことだと思います。