菌は地球を救う♪
菌をこのなく愛するパン工房まひろの郁子です。
印鑰さんのお話会 vol.6で~す!
vol.5では、このままではいけない!と世界が動き出していることについてでした。
vol.6では
またまた厳しい動きについて…
ゲノム編集についてです。
知らないうちに世の中はどんどん動いています。
私は本当に何も知りませんでした。
無知って怖い…
それを痛感しながら
白目むきそうになりながら
めったに使わない頭を使って
現在脳みそから血が出そうです(笑)
知るのが怖いです。
学ぶのは面倒くさくもあります。
何も考えないで知らないまま
幸せに暮らしていくこともできます。
でも
知り始めたのなら、私はもっと知りたいと思いました。
恐怖の向こうにある希望を探してみたいのです。
そしてね
印鑰智哉さんのお話会に参加できなかった人たちから
行けなかったので情報嬉しいです!
分かりやすくまとめてもらって助かります!
そんな嬉しい言葉をいただいたので
ねじり鉢巻き絞めて、がんばりまっせ~~~(笑)
今回はゲノム編集についてですが
前もって言わせていただきます!!
しっかりと書ききれるほど理解はできていません!(爆)
本当に難しくて
色々調べてみても専門用語が多すぎて…
なので、かなり簡略化されたレポートとなります。
もしかしたら認識にずれがあるかもしれません…
なので、ぜひ自分自身で調べてみてくださいね!
どんな情報でも自分の中で精査することは大切です。
情報をうのみにせずに、疑いを持ち、調べてみる。
偏らず知識を得るためには、その姿勢がとても大切!
なぜ、今、ゲノム編集なのか?
遺伝子組み換え作物への危機感をしった人たちは
Non-GMO!を唱え始めました。
そして、有機農法のもつ明るい将来を見るようになります。
スーパーには有機の商品が並び
消費者も生産者もは遺伝子組み換えから離れていきました。
今まで、遺伝子組み換え+農薬で利益を出していた
企業にとっては
この流れはどう感じることなのでしょう?
企業が利益だけを追求した場合、
この流れは歓迎できないものです。
そこで考えられたのが
今までの規制を受けない
利益を生み出してくれる新しい作物です。
それがゲノム編集された作物です。
ゲノム編集ってなに?
一言で言うなら
「遺伝子組み換え」の進化バージョンです。
遺伝子組み換え技術では
特定の遺伝子を導入することが可能
しかし
DNAの特定の位置を狙って組み込むことができなかった
↓
正確性や効率性に難あり
こんなイメージ???
ゲノム編集になると、正確に狙いを定めたDNAを破壊したり
組み替えたりすることができる。
効率的に、欲しい物が手に入る。
この不必要なDNA(この場合は赤い色素遺伝子)をどうやって見つけるのか?
人間が一つ一つ顕微鏡で見つけるわけではありません。
そのセンサーとしての役割をする人工物質の一つが
CRISPR-Cas9(クリスパー キャスナイン)です。
この、CRISPR-Cas9は2012年に開発されたものです。
それ以前のものと比べると
とても簡単・便利に使える優れたものとして
ゲノム編集技術を飛躍的に進歩させました。
CRISPR-Cas9は、もともと細菌がもつ免疫機構です。
細菌がウイルスに攻撃をされると
CRISPRの中に攻撃したウイルスの情報を保存します。
そして再び同じウイルスが細菌を攻撃してきたとき
CRISPRの中にある情報からウイルスを特定して
Cas遺伝子がウイルスを攻撃・破壊するのです。
そのセンサーとなるCRISPRと攻撃するCasの働きに着目されました。
センサーであるCRISPRのRNA情報を
攻撃・破壊してほしいものに書き換えたのです。
それと同時に破壊した場所に
新しい遺伝子を入れるように作り替えたのが
ゲノム編集という技術です。
花の例で見てみましょう。
赤い色素遺伝子を敵と認識するようにRNA情報を書き換え
青い色素遺伝子を組み込むようにする。
そうすることで、赤い花は自分の中にある
赤い色素遺伝子を破壊し
青い色素遺伝子を組み込みます。
そうすることで、効率的に青い花を作り出します。
ゲノム編集は安全?
このゲノム編集という技術は
菌病耐性を持つものが生まれたり
収量が多くなる作物になったり
必要な栄養素を多く含むものにしたり
人間にとって有害な物質を含まないものにしたり
見栄え良く変色しないようにしたり…
ここだけを見てみると、素晴らしい技術だ!と思えてしまいます。
いいところだけ、優れている情報だけを
うのみにしてはいけません。
セールスポイントだけをアピールするものですから。
現在考えられる危険性については下記の通りです。
- 狙った場所以外のDNAを意図せず損傷させてしまう
「オフターゲット」という現象が知られています。 - ガン細胞を作る可能性。
これはガン細胞を抑制する遺伝子を傷つけたり破壊する可能性です。 - 自己免疫反応を生み出す可能性。
- 抗生物質耐性タンパクによる抗生物質耐性への変化の可能性。
- 生態系に取り返しのつかない影響を与える可能性。
- これらの危険性が子孫へ受け継がれてしまう可能性。
- 生物兵器としての開発の可能性。
ゲノム編集Crpspr-Cas9の開発者たちを含む
18人の科学者たちが
生殖細胞へのゲノム編集技術の使用について
世界的な禁止を訴えています。
ゲノム編集の応用範囲として
研究室の中だけで行われるのは
様々なことを解明するのに有効だということを
印鑰さんも話していました。
技術そのものを否定はしていませんが
その技術は、あくまでも研究室の中だけで!
外に持ち出すものではない
自然界に出すべきではないと。
アメリカではゲノム編集は解禁されています。
ゲノム編集の大豆はすでに販売されています。
小麦の試験栽培も開始。
カナダ、アルゼンチンもそれに追従しています。
現在、世界市場の全てでゲノム編集を受け入れているわけではありません。
ニュージーランドやEUでは従来の遺伝子組み換えと同じように
規制を行うとしています。
ゲノム編集への日本の状況
日本政府は2018年7月に環境省
9月に厚労省が解禁に向け検討を開始し
わずか数か月でゲノム編集の解禁という結論を出しています。
遺伝子組み換えではないので
規制も申請も不要。。。
農水省は2019年2月8日に発表された
環境省自然環境局長の通知をもとに
ゲノム編集の取り扱いに関するページを公開。
農水省との事前相談と報告のみで
ゲノム編集作物を栽培可能とする
骨子をまとめました。
まだ、世界市場も日本国内でも
ゲノム編集については本格的に動き出してはいません。
本格的に動き出していない、今!
反対の声を上げることがとても大切になってきます。
少なくとも、私はこんなタイを食べたいとは思いません。
https://www.youtube.com/watch?v=tdrUe0RlQa4
これは日本で行われていることです。
決して遠い外国の話ではありません。
今回はここまで~
まだ私たちの生活の中に
ゲノム編集食品が入ってきていないです。(多分)
今後、様々な形で暮らしの中に入ってくる可能性があります。
一人一人がアンテナを張って
情報をキャッチしていきたいですね。