菌は地球を救う♪
菌をこのなく愛するパン工房まひろの郁子です。
印鑰さんのお話会 vol.4です!
vol.3では、化学企業が農業に入ってきているという話を書きました。
化学の分野と農業…
農薬、化学肥料、種子の遺伝子組み換えなどの話です。
vol.4では、様々な病気の増加と遺伝子組み換え食品の関係性についてです。
重たい内容が続いていますが
ぜひ知ってほしい内容なので読んでくださいね~
遺伝子組み換え食品と健康被害の関係性
これはね、グラフで見てもらうのが一番わかる!
慢性疾患の割合と
遺伝子組み換え食品およびグリホサートの推移
肝臓がんと遺伝子組み換え食品の推移
甲状腺がんと遺伝子組み換え食品の推移
自閉症と遺伝子組み換え食品の推移
目まいがしそうなデータ…
全てのグラフで棒グラフが病気の推移です。
折れ線グラフが遺伝子組み換え作物の推移です。
なんとなーく感覚的に遺伝子組み換えって危ないよねって思っていましたが
今回のお話会でデータを見ながら、その危険性を聞くことができました。
なぜ、遺伝子組み換えが行われてきたか?
虫、病気、農薬にも強く収穫量も多くなってほしいから。
種子(遺伝子組み換え)+農薬+化学肥料というセット販売をして利益を伸ばしたかったから。
この問題は虫の害をなくすために入れられたBt毒素と
グリホサートが大きな影響をおよぼしています。
Bt毒素ってなぁに?人に安全?
虫が作物を食べようとやってきます。
人間は、作物を守るために虫が死んでほしい。
そこで遺伝子組み換えをして虫が死ぬような毒を作物に入れます。
この毒の成分がBt毒素です。
Bt毒素は元々特定の菌のなかに存在した殺虫性タンパク質です。
このBt毒素はアメリカでは殺虫剤として30年以上使われ続けているそうです。
人畜への安全性が高いということで普及しているのですが…
本当に安全なのでしょうか?
下記は印鑰智哉さんのブログから抜粋しました。
妊娠した女性の93%、80%の胎児からこの有毒成分(Cry1Ab)が
検出されたという調査結果が2011年にカナダで発表された。
(Bt toxin found in human blood is not harmless)この研究を行ったのはシェルブルック大学病院センターの
産婦人科の医師たちだ。
彼らは30人の妊娠女性と39人のまた子どもを持っていない女性から
血液のサンプルを調査した。遺伝子組み換え経緯の有害物質が93%の妊娠女性の血液
(30人のうち28人)から検出され、
80%の女性(30人のうち24人)の臍帯血からも検出された。
妊娠していない女性のケースは69%(39人のうち27人)。
有毒成分が人の体から出ているというのは
100%の安全ではないということです。
もう一つ遺伝子組み換え作物とセットになっているのが
農薬グリホサート(商品名:ラウンドアップ)です。
グリホサートの効果は植物だけ?
グリホサートは植物にしか効果がないという説明で販売普及してきました。
除草剤として、普通にホームセンターでも見かけます。
このグリホサート
植物が光合成をして栄養となるアミノ酸を作る場所を
破壊して植物を枯らしてしまうのです。
動物は光合成をしないから有毒ではないというのが企業の説明。
確かに私たち人間を含む動物は光合成はしません。
じゃ、安全???
お話会vol.2で書きましたが、植物は根粒菌という菌を体内に取り込んで
窒素という栄養素を受け取っているというお話。
https://www.koubopan-mahiro.com/2019/10/07/20191007intoku-2/
菌を体内に取り込んで共存共生しているのは植物だけじゃありません。
私たち人間も、動物たちも菌と共生しているのです!!
特に腸内に住んでいる菌はとっても大事です。
最近は腸内フローラとか菌活という言葉もありますが
それだけ腸内環境をよくするということは
私たちが生きていくことで大事なんですよ。
良い腸内環境とは、多種多様な菌が生存バランスよく生存していること。
そう私は考えています。
その多種多様な菌がバランスよく生存することで
腸壁を守り、不必要なものを体内に吸収しないという
守りの働きをしてくれているのです。
そして、その腸内細菌の中には
植物性の菌も存在していることがわかってきています。
話をグリホサートに戻しましょう。
グリホサートは植物にしかその毒性を発揮しないというものでした。
私たち動物の腸内には植物性菌が存在しています。
腸内の菌への影響があるのです。
そして、遺伝子組み換えの毒性は虫の腸を破壊するものでした。
- 腸壁の破壊。
- 腸内菌を死滅させること。
ダブルで腸への健康が害されているのです。
腸壁に穴が空くことは、リーキーガット症候群とよばれます。
小麦グルテンがリーキーガットを引き起こす!と言われていましたが
色々知ってくると、小麦グルテン単体が原因ではないのでは?
小麦が遺伝子組み換えなのか?
農薬は何を使われているのか?
そこも知りたいポイントになります。
この腸壁がボロボロになってしまうリーキーガット症候群。
自閉症の子供たちの多くが、この症状だそうです。
他にも腸は第2の脳といわれるほどに、認知機能や運動機能にも影響を与えています。
人間が必要とする必須アミノ酸の多くを腸内細菌が作り出しています。
代表!トリプトファン!
このトリプトファンがなければ、
ドーパミン、セロトニン、メラトニンが作り出せません。
ドーパミン:体を動かす。神経を動かす。
セロトニン:インスリンと深く関わる。血糖値のコントロール。
メラトニン:体を休ませる。睡眠。
体を動かすこと、考えることが不自由になる → パーキンソン病
血糖値のコントロールができなくなる → 糖尿病
眠れなくなる → 不眠症。落ち着きがなくなる。いつもだるい。
どれだけ腸内細菌が大切なのかがよくわかります。
今回はここまで~~
次回は、希望が見えてくる内容です!