菌は地球を救う♪
菌をこのなく愛するパン工房まひろの郁子です。
印鑰さんのお話会 vol.3です~~~
vol.2では、化学肥料と農薬の被害について書きました。
いやぁ~
長いレポートになりそうや!
それだけ重要な情報が盛りだくさんのお話会でした。
今回は、農業と関係がなかった化学企業が
農業生産の在り方を支配しだしているという内容。
これまた、重くて耳の痛い内容です…
なぜ化学企業が農業に入ってきたのか?
化学企業が大きく発展した歴史的背景には戦争があります。
戦争では爆薬、化学兵器など化学的技術が必要とされ
当時、莫大な予算を与えられていたことでしょう。
戦争での需要は国家規模だったと簡単に想像できます。
そうして開発された様々な化学物質・技術。
戦争の終結とともに、それらは低迷していきます。
企業として求めるものは、右肩上がりの売上であり利益。
発達した技術の使い道を化学肥料や農薬という形で普及させてきました。
除草剤なんかは分かりやすいですよね。
有名な話だと、ベトナム戦争で使用された枯葉剤。
名目上はマラリアを媒介するマラリア蚊や蛭を退治するためとされましたが、
実際はベトコンの隠れ場となる森林の枯死、
およびゲリラ支配地域の農業基盤である耕作地域の破壊が目的であったといわれています。
のちに、この枯葉剤の成分が人間に多大な健康被害を与えることがわかっています。
この枯葉剤が除草剤として一般的に普及されました。
そして化学企業は工業型農業を売り出していきます。
種子 + 化学肥料 + 農薬
作物の種子を独占出来たら
企業は永久的に利益を伸ばすことができるのです。
だって人間は食べないと生きていけないから。
そして次に農薬に耐性をもつ種子を遺伝子組み換えで作り出します。
この種子には、この農薬と化学肥料!
雑草は枯れるけれど、作物は遺伝子組み換えしてあるので枯れません!
収量もあがるし、病気知らずの作物です!
こういう感じの展開ですかね…
世界に目を向けてみても、種子企業は数社企業が独占状態だそうです。
種ってね、とっても大事なんですよ。
普通に生活をしていると全然気にならないけれど
種がなくなってしまったら野菜はなくなります。
果樹もなくなります。
酪農で使われる飼料もなくなります。
私たち動物は植物に依存して生きているんですよ。
種子がなくなれば、食べ物がなくなる。
私たちが口にする食べ物が遺伝子組み換えだけになるかもしれない。
それ、安全安心なん?
種子を独占されてしまったら…
食料を盾にされてしまったら…
どんな無理難題でもイエスと言わざる得ない状態になりえます。
どこかで見た言葉が思い出されます。
「教育と食料を押さえられたら、その国は亡びる」
めちゃくちゃ重たい内容でした。
今、世界で動いている現実。
さて、とはいえ私たちは絶望と恐怖を抱えながら生活するわけにはいきません!
日々を笑顔で暮らしたいものです♪
だから、いま出来ることを。
有機農法の農家さんから作物を買う。
スーパーではなるべくオーガニックを買う。
直ぐに出来ることで大きな力になるのが
買い物!
経済的なこともあると思う。
忙しいから、考えてられないこともあると思う。
近くにオーガニックの食品がないこともあると思う。
いきなり何か大きく動くことは出来ませんよぉ~
今まで買っていた食べ物の1/10を変えてみる。
最初は1/100でもいいと思う!
これなら無理せず出来るかもしれない。
そして、それを続けること。
とても大事だと思うのです。
一番影響力があるのは、私たち消費者の購買姿勢ではないでしょうか?