印鑰智哉さんお話会

菌は地球を救う♪

菌をこのなく愛するパン工房まひろの郁子です。

 

昨日は、印鑰智哉(いんやく ともや)さんのお話会に行ってきました!

テーマ
「町の中の農薬ー世界はどう変わろうとしているのか?」

 

私は印鑰さんを全然知らなかったのですが(←無知)
チラシに書いてあった言葉に惹かれて参加してきました!

 

100円ショップでも売ってる
除草剤グリホサート。
ガンになるってホント?
鬱になる?
闘ってるのは腸内細菌と土の中の菌…

 

農薬問題って、耳にしますよね。
ミツバチの大量死や
アレルギー問題…

 

なによりね、畑やっていて思うんですが
薬だけじゃなく
人間の都合による
人間のためだけ都合のモノは
たいがい弊害を持っているということ。

 

どんなに化学・科学が発展しても
どんなにインターネットが発達しても
どんなに経済が発展しても

 

人間が欲望の先に生み出すものって
所詮その程度やねん!という思いがあります。

 

人間が殺戮し、破壊し、失われてきたものは多すぎるから…

 

すっかり引きこもりが定着していた私ですが
ピン!とアンテナにひっかかったものには
積極的に学ぼうと思って参加してきました。

 

知るということ、学ぶということ
それを自分自身の腹の奥底まで届けること
忘れたくないなぁと思いますわ。

 

まぁ、ボケ防止のためにも!(笑)

 

そんな思いで聞いてきました~~
印鑰智哉さんお話会!

 

主催は、あまいろ探偵団(あまいろだより)

 

印鑰さんという方を全然知らなかった私が
ピンときた!という直感だけで聞きに行ったお話会。

 

印鑰智哉さんのプロフィールはこちら!
http://blog.rederio.jp/about

 

お話を聞いている間も、どんな方が知らないまま
家に帰ってきてブログを書こうとして調べて

 

びっくりしました!
すごい人でした!

 

そんな印鑰さんのお話は
ボリューム満点!
内容充実!
そりゃもう、鼻血でるわぁーーー!!!というくらい
濃ゆい内容です。

 

どう考えても一回の記事では終わらないから
3回くらいに分けてアップすることになりそうです。

 

そのくらい濃かった!

 

そして、多くの人に知ってほしい内容でもあり
私自身は、自分の無知すぎるという現実に
グハァ…と白目むきそうでした(汗)

 

さて、そんなボリューム満点のお話!

 

始まりは、生命の誕生からです。
いきなりシンクロ!というくらい
前回の記事とかぶってきて、びっくりするやら
嬉しいやら一気に勝手に親近感♪

 

「この地球は微生物(菌)の星」

 

「地球はいかに生きられる星になったか」

 

生命誕生に始まり、生命あふれる地球になった歴史をたどります。

 

地球誕生

地球が冷えて海誕生

海の中に生命誕生
(まだ酸素はない)

生物の中に光合成を始めるものが現れる

酸素がうまれる

生命の多様性!

 

こんな流れでしたね。

 

原核生物が進化して単細胞生物になり
多細胞生物がうまれ
生き物は複雑に進化していく。

 

植物は光合成をする葉緑素を持っていますが
この葉緑素は元々は菌。
その菌を取り込んで自分と共生させ
エネルギーを取り込むことで植物は繁栄してきたのです。

 

葉緑素の働きで手に入る栄養だけではなく

根を伸ばし土の中からも栄養を吸収しています。

 

この、土の中の栄養も菌が分解したもの。
菌がいなかったら、植物は育ちません。

 

土の中の栄養を受け取る代わりに
植物は自分が光合成で作り出した炭水化物(糖)という栄養を
土の中にいつ菌のために流しだします。
それは作り出す量の4割もの炭水化物!!!

 

菌が自分の根元に集まってくれたら
分解され吸収できる栄養が増える。
菌は、炭水化物を栄養に増えていく。

 

そうやってお互いが持ちつ持たれつで生きているのです。

美しい共生関係♡

 

ほんまに、菌がいなくては命は生まれてなかった!

 

驚いたのは、植物の根っこの9割が菌である菌根菌糸であるということ!!
9割ですよ!
植物にとっての本当の根っこは1割しかないんです!

 

この菌根菌糸は土に粘着質の高いタンパクを出します。
そのタンパク質が土と土を結合させ
土壌の流出をおさえ、水を保持して
ばらばらの粒子だった土に団粒構造を作り出します。

 

これが、水保持がよいけれど、水はけもよく
しっかり根を広げることができて
酸素もしっかりと通る、よい土を生み出します。

 

ぎゅっと握るとまとまるけれど
はらりとくずれ
踏むとふかふかに感じる土ですね。

そんな良い土は、菌の働きによるものなんです。

 

他にも、近年植物同士がコミュニケーションを
とっているということがわかっています。
植物にとっての危険が迫れば、それを伝える。

 

また、大きな木が小さな木に栄養を回したり
病原菌から守ったりしている。

 

同じ種だけではなく、様々な種との交流をし
多様性が広がれば、それだけ生存し続ける可能性が広がる。

 

そんなファンタジーとも思えることが
実際に植物たちの根の部分で行われているそうです!!
その役割を果たすのも、菌。
菌根菌糸の働きによるものです。

 

菌、素晴らしすぎる!!

 

ほんまに、この地球が生命の星なのは
菌あってのことなんです。

 

こんな面白い話も聞かせてくれました。

 

世界中の人間の重量と
地球上のすべての菌の重量

 

どちらが、どれだけ重いですか?

 

答えは、菌!

 

それは世界中の人間の総重量の1000倍以上にもなるそうです!
私たちの目には見えない、重さを感じることもできないほどの
小さな小さな生命体。
その重量が、人類の1000倍って!!!

 

それだけ微生物・菌の存在は多く重要なんですよね。

 

うっとり♡

↑変態(笑)

 

今回はここまで!

 

生命と菌のかかわり
どれだけ地球上の生物に菌の存在が重要かについて書きました。

 

次は、現在の土の中の状態…
化学肥料や農薬が菌を殺し
健康な土を破壊していることについて。